欧州メーカー情報
社 名 : Modelleisenbahn Holdings GmbH
FLEISCHMANN(フライッシュマン)
所在地 :
ドイツ ハイルズブロン市工場を廃止しROCOと同様の工場に移転
ゲージ:
N
総評
ダイカストのメーカーから鉄道部門に進出したメルクリンに継ぐ第2位のメーカーとして台頭。直流 2線式はフライシュマンシステムと総称されるほどの地位を確立した。ドイツのモデルが大半であり
堅牢、精巧のドイツ製品のもっとも特徴的な良さ、悪さを持っている。舌を巻く程の走行 性能と、耐久性は他の追随を許さず。相変わらずの非フルスケールと時代に迎合しないく
すんだ色合いの製品嗜好を頑固に守っている。断固メイドインジャーマニーを貫くと宣言していたが他のメーカーと同様2008年2月に破綻。ロコ社の持ち株会社の所有となった。Ep1から3までの古いタイプとNゲージをフライシュマンブランドで、4から5、6をROCOブランドで新製品化する。ニュルンベルク近郊のハイルブロンに工場を持ち生産を継続。その後HOの廃止を決定、Nのみのブランドとなり工場もROCOと同様になる。
製品化の傾向
ドイツ主体で、実車の生産台数の多い順に製品化していると言って良い程、オーソドック
スなものを手掛けている。ドイツ型ならトップのメーカー。
製品の特徴(上回り)
実車の図面を縮尺してそのまま作るのでは無く、より実物に近く見える為にとデフォルメ
を加えてある。下から見上げる実車と上から見下ろす模型の差を経験で知っている。例えば有名な103型電機は同様の設計思想を持つメルクリンとフライシュマンは実車そっく
りではあるが、ロコ社やリマ社は物差しを当ててみると忠実なスケールではあるが、どことなく雰囲気が違う。
製品の特徴(下回り)
多くは平型モーターと方軸駆動のシンプルな構造であるが、ギネスブックにのる程の動力
性能である。電機は片側台車駆動、蒸機はテンダードライブ。
近年は両軸モーターの全軸駆動方式に転換しつつある。
価格帯
高価である。同種でよりディティールの細かい、より安価な製品はたくさんある。しかし走
らせたことのあるマニアは“やっぱりフライシュマンを選んでしまう。 ” |