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ミニチュアワンダーランド訪問記 2007/11/15

文責:orukun

 ふとしたことからドイツを再訪する機会に恵まれ、やはり鉄道模型をしているならこの機会は逃すまいと、ハンブルクのミニチュアワンダーランドを再訪することにしました。

 以前訪問したのは2005年9月で、ちょうどスカンジナビアセクションができたところで混雑しており、また妻の希望でその後ハーゲンベック動物園に行く予定もありましたので、あまりゆっくりとは見れず、次こそはと誓っていたところです。

 さて当日、DB戦後最大といわれる労働組合GDLのストライキ(写真はワンダーランドのミニシーン)の影響をもろに被り、さらに車輌故障も重なってフランクフルトから30分遅れでアルトナ駅に着いた私は、駅前のインターシティーホテルに荷物を放り出していそいそとSバーンに乗って出掛けました。
  Sバーンもそのストライキのためになかなか来ませんでしたけど。

  ワンダーランドのホームページに入場者数の予報コーナーがあり入場時間帯の予約もできる(試行中、ファストパスみたいなものです)のですが、やはり土日は混むようで、今回は平日の訪問としました。一応予約はしていったのですが、早く着いたこともあり予約票は活用せずじまい。

 今回幸運だったのはスイスセクションの完成に間に合ったこと。つい数日前にスイスの観光局まで呼んで開業イベントを執り行ったようで、観光局寄贈の赤い応接セットが休憩所代わりにおかれていました。

 スイスセクションは、今までのオーストリアアルプス、クヌフィンゲン両セクションの間にかかる鉄橋の、さらに奥にある階段室を、3階から4階までぶち抜いて設置されています。

  ちなみに鉄橋をくぐった右側一体には空港セクションが建設中で、やはりカーシステムの応用で動かしてしまうらしい各種大型航空機がもぞもぞと試運転しておりました。誘導路の周りの黄緑のウレタンは建築限界を調べるためのモノとのこと。

 空港セクションで特筆すべきは、航空機の離着陸が再現されることでしょう。上右や下の写真に写っているエアバスA380がそれで、航空機の下に取り付けられた支柱が、映画の撮影機材のようなレール上を走り、また上下することで飛び立つ動きを再現し、それに加えて航空機自体も傾かせることでよりリアルに離着陸の動きを再現する模様。ドイツ人スゴい。

  ちなみにバックヤードツアーに参加して撮影してます。入場料とは別に15ユーロ也。高かったけどそれ以上の価値ありですわ。解説はドイツ語のみなのでしんどいといえばしんどいのですが。



 人の大きさと比べていただければ、飛行機の大きさもわかるというものです。HOスケールとスタッフは言ってましたが、ほんの少し小さい気もします。1:100くらいかも?

  スイスセクションの醍醐味は、やはり吹き抜けの階段室を使ったことにより得られた「高さ」でしょう。

 上の二枚の写真は4階のテラスから撮ったもので、下(3階)に広がる街や駅はブリークだそう。
  山の稜線のつながりがおかしいところは柱に直接山を書いたところ。
  タイトルの写真は、3階から見上げて撮影したものです。スパイラルで列車は山を上り下りします。

  ちなみにスイスでは車は動きません。
  というわけで動くのは、列車と、

 野外コンサート会場(の舞台装置)。会場に詰め掛けた人数が物凄いです。まさに人がゴミのよう。

  で、車は走らないかわりに、

 工事に伴う片側車線規制で大渋滞する高速道路が再現されていました。
  全く動かない高速を尻目にその横を列車が軽やかに通り抜けていきます。

  線路は16.5mm、12mmともに直流二線式でした。12mmはおいておくとしても、スイス型ならメルクリンシステムでも車輌が豊富そうなのに。
  アメリカ、スカンジナビアと二線式が主体のセクションを作ってきたところを見ると、DCCのほうがスタッフの相性と合っているのかもしれません。

  ところで12mmは、よく脱線します。

 なかなか列車が走ってこないなぁと待っていたら、無線機片手にスタッフがやってきて修復作業を始めました。
  ちなみにここは4階にある終端駅。ベースボードの下には隠しヤードがあるのですが、このスタッフが作業しているのを横目で見てたら、ヤードの中で列車が多重衝突していました。やはり12mmというのは走行安定性がよくないのでしょうか。

  この終端駅の近所にはダムがありまして(下左写真で人が立っているところ)、

 ダム湖に沈んだ廃屋ではオバケたちが遊んでいます。
  オバケたちを登場させるスタッフのセンスが私は大好きなのですが、それ以上に建物をうまく「壊している」ことに私は感心します。

 で、この終端駅からはさらに上へ、4階の天井へFOの列車がラックレールを使って登って行きます。
  上右の写真では、マニアさんがその様子をビデオで撮影しています。

  トラブル続きの12mmでしたが、快調に走り出すと、


 列車は谷あいに張り巡らされた線路を、次はどこから出てくるだろうと観客をわくわくさせながら走ります。
  うまく線路が配置されていて、全く意表をついたトンネルから列車はでてきます。

 そして、階段踊り場の上をこんな高い橋で渡ります。脱線しやすいのに…

  ちなみに階段を下りると、写真にも写っていますが坑道のようになっていまして、トンネルの中を走る列車や地下駅を見ることができます。
  地下駅ではエレベータまで動いています…写真でお見せできないのが残念。

  で、その階段を下りると

 小さな駅に出て、コンサート会場を回りこむと上から見下ろしていたブリークの駅までやってきます。
  ここまでがスイスセクションですが、はしっこに

書き割りのアーチ橋がありました。このアイデアは鴨居式レイアウトに使えそう?

近くにはスイスセクションの配線図も。まぁ、目が痛くなります。

  さて、私は先に書いたとおりバックヤードツアーに参加したのですが、

集合場所は毎度おなじみコントロールセンター前でした。
  模型の制御室というより、実物の指令所といったおもむきです。

上二枚の写真はスカンジナビアですが、普段は見えない裏側に入っても表側と同じく丹念に作りこまれていることに感心します。
ちなみに上右の写真の川は流れています。撮影している手元に電動ポンプが設置されていました。

その一方で、見えないのをいいことに、

工事現場で事故が起こっていたり、「世界の果て」から人が落ちたりしています。
他にも宇宙人がいたり、TV-CMのパクリネタがあったり、Hネタがあったり、色々裏側には表側以上に仕込まれています。

裏側にはカーシステムの充電設備や、ラジコン船の係留場所があります。
ちなみにスカンジナビアの船は、現在スタッフがラジコンにて動かしていますが、自動航行システム導入の目処が立ったようです。

そしてもちろん、列車の隠しヤードもあります。
ちなみにスカンジナビアの隠しヤードは海の底にありました。水漏れや、デコーダ等の結露はどうなのだろうと余計な心配をした私です。

上左のように充電設備のない駐車スペースがあり、なんだろうと思っていたら、車輌火災イベント用自動車の待機場所だったようです。
トレーラーに発煙装置等が仕込まれていますが、発煙装置の熱でしょうかボディーが一部溶けていました(演出かもしれません)。

火災イベントは幸運にも車輌火災以外にクヌフィンゲンセクション(下左)とアメリカセクション(下右)で見ることができました。



アメリカセクションではマイアミビーチで火災が起こり、近くの消防署では対処できないと判ると、



ラスベガスの消防署に応援の通報が入り、次々と消防車が出発していきます。
通報が入ると建物の照明が点滅するギミックもあります。



火勢も強まり、各署から消防車が集まって、



夕方になってようやく鎮火。消防車は引き上げていきます。
といったストーリーが展開します。まぁ、凄い技術としかいいようがないです。

凄いといえば、これもアメリカセクションに、

トラックがカートレインに乗車→発車→到着→下車するというのがあります。
客車がTENだったり、微妙にツッコミどころはあるのですが、実現した技術力に感服します。
ちなみに上右に写っているレンガ造りの建物では効果音ありで銃撃戦が展開されています。ドイツから見たアメリカらしさなんでしょう(笑)


今後、スイスセクションの次は空港セクション、続いてフランス、イタリア、アフリカとセクションを増強していくようです。すでに2階にはフランス、アフリカ建設中という看板が掲げられていました。

アフリカの次は、高速鉄道の走る日本だとか耳にしましたけど、本当かなぁ。楽しみなようなオソロシイような…


モデルバーンさんの超新製品情報にあるミニチュアワンダーランドの紹介の続編になるようにと、長々とまとまりのない文ではありますが執筆させていただきました。皆さんがミニチュアワンダーランドを訪問される際の参考になれば幸いです。

(2008.02.16記)

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