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ヨーロッパ型レイアウト製作記

本店のお客さまが永年の夢であった自宅固定大レイアウトを実現されました。スペース確保のために入れ物たる家から購入、現在も進行中のレイアウトです。


鉄道模型を趣味としているのだからレイアウトはどうしても欲しい。特に走行性能重視のヨーロッパ型を楽しむのなら。でもスペースの問題は避けて通ることができないし、どうしたものか・・・。と、言うわけで97年の春に集合住宅の片隅、スチール本棚が並ぶ納戸の天上からわずか40センチの空間を利用して製作したのがこのレイアウトです。


図―1 初代レイアウト

複線ではあるけれど単純なオーバルコースにヤードが少々、真ん中の可動式ボードをずらして顔を出し、2人で楽しむのがせいぜい、小さな空間だけに密度感はあるけれどさすがに息苦しいものでした。

フライシュマンのICEをフル編成で思いっきり爆走させたい、楽しい仲間もよんで運転会なんてことも・・・。夢は広がる数年後、スペースだけはたっぷりある古家を手に入れました。雨漏り修理も一段落した2003年、Raily(レイアウト設計用CAD)で温めてきたプランをいよいよ現実の物にする時がきました。


図―2 新しいレイアウトのプラン

中間10両のICEや客車11両編成のECが収容可能なヤード群、300キロ走行に耐える緩和曲線を含む高速線区、数人で同時に眺めて楽しむことの出来るスペースを考慮したレイアウトです。

CADからの出力でレール発注リストは簡単に出来ますが、その合計本数500!総延長は100メートルを超える物となりました。いくらCADでプランニングしてもこれだけのスケールとなれば場当たり修正はどうしても必要、そんなときの特殊な1本にも供給の安定しているプロフィレールだとストレスなく対応できます。

こうしてレール敷設が完了、コンパネはアースカラーであらかじめ塗装しておきました。


図―3 レール敷設完了

この状態で運転会を開催、様々な車両で問題がないかチェックし微調整・最終固定しました。そして次には地形の作成です。ご覧のように高さの違う部分の土台は木材で作成、レールは確実に固定してありますのでそれをベースにステンレスの金網をかぶせ外形を作り上げてゆきます。

この方法自体は最も一般的な物ですが、この上に塗ってゆく素材をどうしようかと悩みました。石膏系の物では乾いてから割れやすいし、樹脂でも臭気のキツイ物は使いたくないし・・・。

そこで見つけたのがジョリパットという外壁仕上げ材です。これは水性アクリル樹脂に砂を骨材として混ぜた物で、臭気はほとんどなく仕上げも小手先の動きで自由に変化をつけることが可能、乾いた後は適度な弾力で壊れにくいという優れものです。


図―4 地形ベースの金網



図―5 ジョリパットによる地形作成

完成塗装後のイメージを念頭に、地形の微妙な起伏も小手でつけてゆきます。

図―6 起伏の仕上げ


図―7 塗装・完成

そして塗装、芝生のパウダーをあしらい一応の完成です。

レイアウトを作る上でもう一つ問題なのがストラクチャーです。いくつものメーカーから建物・プラットフォームなどのプラスチックモデルが発売されており、それぞれ良くできた物ですが、どうしても自分のイメージにピッタリの物が見つからなかったり、どこかのレイアウトでも見たような景色になりがちだったり・・・。

むろん今回もいくつかプラモデルの建物を使用したわけですが、それだけではなく自作の木工ストラクチャーを導入することにしました。プラットフォームなど大量に必要な物はコスト削減にも自作がお勧めです。

気に入らなければ後で交換してもかまわないような低価格で作成できますし。


図―8 木製ストラクチャーの中央駅(工事中)

そうそう、壁紙も悩みました。結局青空は刷毛塗りで壁に直接、このために買った家ですから良いんです、ハイ。


図―9 プラモデルの建物とファサードの壁紙

そして建物の絵を貼り付けてゆきます。この画像データはBUSCHから発売されているHintergruendeCDROMを元に編集しカラープリンターで印刷した物です。

図―10 街並みと丘の上の教会(鏡面)

図―11 古城のトンネルに高速走行のICEが進入

こんな速度で進入しても良いの?良いんです、もちろん。

図―12 市街地の跨線橋から

べつに飛び降り志願じゃありません・・・プラットフォーム上の家族に声をかけてるんです、誤解無きよう。

図―13 困ったもんですなぁ

コレコレ・・・そんなところで・・・・。

図―14 新しいレイアウトの全景

レイアウトはネヴァーエンディングストーリー、完成しない方が楽しいのです。あと12年はディテールづくりで楽しむつもりです。 え? その後は? 知りません、そんなことまで。


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